1928日後…

すべては1匹のねずみの感染から始まった……!!

2024 アメリカ旅行記その2 「1日目」

やっと続きを書く気になったので3ヶ月ぶりの更新です。

 

さて、前回は「ポップ・センチュリー・リゾート」に現地時間深夜12時過ぎに到着したところで終わりましたが、今回はその後から1日目までの内容です。

 

母がチェックインしてる間、ロビーをみて回ってたら

なんとディスプレイにセガサターンを発見。ディック・トレイシーファービーに挟まれてるのが趣深い。

『ミッキーのディズニーランド大冒険』『アラジン』をはじめ、勿論『アドベンチャー・オブ・東京ディズニーシー』など任天堂のイメージが強いディズニーですが、思想としてはSEGA派なんでしょうか?(思想だけSEGA派の奴とか関わりたくなさ過ぎる)

あ、でも『ミッキーマニア』なんかはメガドライブで出てたか。もうこのままディズニーの国内ゲーム展開の話をしていたいが、黙ります。

ポップセンチュリーリゾートの部屋はこんな感じ。お風呂は超綺麗なんですけど、何かの間違いなんじゃないかってくらいシャンプーが泡立たなくて笑いました。気になる人はお風呂セット持っていくべし。

晩御飯はこちら。お菓子の自販機で購入。ジャックリンクスのビーフジャーキー大好き。特に「スイートアンドホット」が美味しくてコーラと合います。成城石井に売ってるよ。

 

翌朝は8時頃起床、睡眠時間は大体6時間くらい。7時に起きてコズミックリワインドのバーチャルキューを狙うも取れず、二度寝しました。その代わりライトニングレーンを購入。もう1年前のことなのに意外と覚えてるもんだな〜。

朝起きてスカイライナーに向かう途中見つけたリス。結構でかい。

わぁ、まるで「としまえん

この初日はスカイライナーの列がほぼなかったんですが、運が悪いとかなり並ぶことがあるので注意。

ちなみにスカイライナーを使ってEPCOTに降りるとメインエントランスとは別の、イギリス館、フランス館近くのエントランスを使うことになります。

スカイライナーに乗るとWDWのデカさを実感しますよね。写真はないけど記念すべき初スカイライナーはホーンテッドマンションデザインのゴンドラに乗れました。

さて入場!

WDW・DLRといえばマジックバンドという感じがしますが、マジックバンドを持ってない人には、エントランスでマジックバンド代わりになるカードをくれるので、ぶっちゃけ買わなくても大丈夫です。でもあると楽しいよ。

私の行ったとき(2024年5月)EPCOTでは「International Flower & Garden Festival」というのをやっていて、こんな感じでたくさんのトピアリーがありました。

不気味さを顧みず、顔がグリーンの状態で目と鼻がちゃんとあるのがアメリカっぽい。日本で同じことやるなら顔のないシルエットだけのトピアリーにしそう。またピーター・パン一味が飾られていたのはお察しの通りイギリス館です。

腹が減ったので諸々スルーし、メキシコ館方面に直行。アメリカで食べるメキシカンって美味しいんですよ。

迫真の「NO CLIMBING」について触れるべきでしょうか、それとも中央のレリーフに触れるべきでしょうか。

恐らく中央のレリーフの元ネタはこれかと思います。「ヤシュチュラン」という、みて分かる通りマヤ文明の遺跡のものらしく、現在は大英博物館にあるとのこと。

https://www.britishmuseum.org/collection/search?keyword=Osaka&page=8

左右に飾られた奴らの元ネタはテオティワカン文明はテオティワカン神殿のケツァルコアトルですかね。またそんな悪魔合体させちゃって😽(ディズニーの雑な““消費””激萌え界隈)

https://prmexico.jp/culture/574

ふと思ったんですが、東京ディズニーシーの『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー』の設定周りはマヤ文明が主なベースになっているにも関わらず、アトラクションに登場する「羽毛の蛇」をなぜか公式で「ケツァルコアトル」と呼んでいますが(マヤ文明では羽毛の蛇を「ククルカン」と呼びます)もしかして、このミスとも捉えかねられない謎の“ずらし”はメキシコ館に由来していたりしますか?

ま、どうでもいいですね。そんなことは。

こちらがEPCOTはLa Cantina de San Angelさんのタコスになります!うっひょ〜〜〜〜〜!

初日だし、とりあえず三人の騎士・ザ・ライドはスルーして探検にでます。

人生初!生スペースシップ・アースと御対面!

そのままスペースシップ・アースの麓にあるお土産屋さんGateway Giftsへ。TDRでいうグランドエンポーリアム的な品揃えのお店ですね。

マグカップはでかいし重いしつかわねーしで基本買いたくないんですが、リジー&リジーのマグカップとあれば買うしか無い。

DLRに行ったら絶対買うポン菓子固めたみたいなお菓子を購入、美味いんだこれが。発売当初ちょっと話題になってたパワーラインのお菓子はガブリチュウ的なやつでした。

見切れてるけどマジックバンドはアソーカを買ったよーん。

ねるねるねるねとかこんにゃくゼリーとか、日本にもキモい色のお菓子は結構あるのに、それでも中々受け入れ難いアメリカンカラーです。ヘビー過ぎるかむかむレモンの味がしました。

その後暑さに苦しみながらスペースシップ・アース周りを放浪していると、オレンジバードのスーベニアが描かれた看板にに目を引かれたのですぐそこのConnections Caféへ。

美味しそうだったのでレモンパイも購入。

オレンジバードジュースで暑さが紛れるかと思いきや、これがまたたとえるならばカブトムシゼリーのような甘さの液体で、逆に地獄の苦しみを味わうことになりました。オレンジバードジュースっていうか“オレンジバード汁”って感じでした。

しかもこのレモンパイも爽やかな見た目と裏腹にありえないくらい甘い。早速毎回恒例の🇺🇸洗礼🇺🇸を受け、悲運にも体力を削られつつ退店。

でも可愛いので、買ってよかったよ。

そして無計画につき、そのままほぼ対角線上にあるフランス館へ。今回ピグレットの体力ゲージが常時減りっぱなしだった原因は本当にこういうところなんだよな。次回に生かします。

フランス館にはこんな感じで、湖(ワールド・ショーケース・ラグーン)沿いにハリボテのお店がいくつかあります。どうせみんなこういうのが好きなんだろ!

私はまだフランスに行ったことがないので知らなかったのですが、実際セーヌ川にこういう古本市(“ブキニスト”と呼ぶらしい)があるとのことで、ディズニーパークらしい良い演出ですね。

https://4travel.jp/os_shisetsu/10416748

フランス館はこのように全体的にギマールでアール・ヌーヴォーな感じで纏められていました。

この様にゴミ箱もそんな感じです。

にしても常日頃TDRで細かい意匠の写真ばかり撮っているため、その癖がフロリダという地でも抜けず、全体的な風景の写真が全然なくて困っています。かなしい。フランス館素敵でしたよ。

なんだよこの写真とか。

「デュフwこれは例のギリシア演劇に由来する“アレ”でござるなW」パシャ📸

きめー‼️あほ

海外旅行のアルバム見返したときにこんな写真““しかない””のって、それなりに精神的ダメージがあるので、同類のみなさん普通に気をつけてください。

そんな写真を撮りつつレミーに並びます。まだ早い時間だったからか大して並びませんでした。

因みにレミーもこんな写真ばっかでガチ泣きそう。ちょっと暗いから画質も悪く、プロップスの文字も読めないしなんやねん。

お‼️珍しくいい写真‼️

はい、ということでアトラクション「Ratatouille: The Adventure」の写真は以上になります。

期待値が高すぎたのかもしれませんが、個人的に今回初乗車したアトラクションで最もイマイチでした。個人的にそれなりに並んでレミーに乗るなら、0分待ちで「Spaceship Earth」に乗ったほうが全然楽しいかなってくらいにはイマイチです。

因みに「Spaceship Earth」はかなり面白いのでみんな乗ったほうがいい(マジで)

フランス館は化粧品売り場もあってとても楽しかったんですが、写真がありませんでした。代わりにかっこいいスーベニアマシンの写真があって、おい笑える。クレカでスーベニアメダル作れるの日本も見習ってくれ〜。

あれ、ていうか昔は投入した1セントをそのままその場でメダルに加工する暴力的なシステムでしたよね?(日本だと貨幣損傷等取締法に触れてしまうので出来ないやつ)

ガチかっこよすぎ

というわけでフランス館で時間を潰していたらライトニングレーンの時間になったので、遂に「Guardians of the Galaxy: Cosmic Rewind」へ来てしまいました。因みにまたほぼ対角線上の施設……

もう楽しい。

ストーリー上、あくまでここはコズミックリワインドというアトラクションではなく「EPCOT:ザンダー館」ですからキューライン(つまり“パビリオン内”)が非常に凝っていて、ライトニングレーンでサクサク進むのが惜しかったですね。まぁこのあと何回も乗るんで別にいいんだけど。

大変素晴らしいプレショーを終えていざ乗車。

結論から申し上げると、これまで乗ってきたディズニーパークのジェットコースターで一番好きでした。普通に私がGotGめっちゃ好きなだけなんだろうけど、GotGめっちゃ好きな人に「こういうノリが好きなんだろ?」をしっかり与えてくれるのでそれだけで満点です。私は前回今回含めDLRでゲットしたマルチエクスペリエンスを全てミッションブレイクアウトに使うような人なので、正直私の「一番好きでした」を真に受けないほうがいいかも。

出口直結のお土産屋さんはマネキンのカラーが宇宙希望仕様になってます。ヨンドゥと同じ肌色のマネキンがスターロードのグッズ身につけてるのちょっと泣ける。

ザンダー館屋外の地面にはこのように不思議なブルーのキラキラが混ざっているのですが、ザンダー星の地面はこんな感じなんでしょうか。

初日にして開園から活動し、流石に疲れたのでロープウェイに乗って一度ホテルに戻ります。

ポップセンチュリー内にはフードコートのような場所があり、そこで軽食にケーキを購入。

☺のケーキは見た目通り本当にありえないセブンネオンの味がしましたが、手前の適当に片付けた油粘土にしか見えないチーズケーキは非常に美味で、5回くらいリピしたかな。見た目はどう見ても油粘土なのに「当たりのコンビニスイーツ」の味がしました。次回もまた食べたいです。

https://okashi-ichiba.co.jp/item_page/big&dagashi/okashi-ichiba_dagashi_0218.html

ちなみにセブンネオンはこれね。たまに食べると美味しいけど歯が心配になる。

このあと勿論ホテルで仮眠を取ったのですが、あまりの疲労に中々起きることができず非常に苦しかったです。なぜ起きなければならなかったのかというと、ハリウッドスタジオの「Sci-Fi Dine-In Theater Restaurant」の予約を取っていたから。

これ私も当日まで知らなかったんですが、WDWではレストランの当日予約キャンセルはなんと有料です。勿体ないので死ぬ気で起きましたが、このときは辛かった。

ちなみに私はこのときのことを「初日昼から沢山寝てしまって勿体ないことしたなぁ」と今のいままで思っていたのですが、アルバムを見返したらなんと2時間しか寝ていませんでした。2週間という長い滞在の中、そんな休憩を“沢山”と思ってしまうくらい動きっぱなしだったんですね。皆さんはくれぐれも真似しないように!

そんなこんなで18時半頃ハリウッドスタジオに到着!予約まで時間があるのでお土産屋さんをみます。

良すぎね。

がんばれオリエンタルランド

ハリウッドスタジオということで、スター・ウォーズのグッズなんかを物色してるとあっという間に予約の時間に。

このレストラン、知ってる人も多いと思います。

ドライブインシアターを模した、ハリウッドスタジオらしいレストランです。

(また外観の写真がない……)

暗すぎる。

体力的にこの量を完食するのは難しかったので、半分ほど食べて大人しくto-go boxをお願いしました。

なんてことをしていたら、

なんと

⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️

これは!!!!!!

まさか!!!!!!!

『Mars and Beyond』‼️‼️‼️‼️‼️

最高すぎる。

「Si-Fi」の名を冠したレストランに恥じない素晴らしいセレクト……これがWDWか……

この日で一番テンション高かったです。元気出るわ〜〜!

その後、まっすぐ帰ればいいところを横着してスター・ツアーズへ。ほんとうにそういうところだよな。確かAT-ATを見るだけ見て乗らなかったと思います。

ついでに寄ったお土産屋さんで例のパーカーを発見したので購入。これすぐ毛玉できそうで、帰国してから怖くて全然着てません。

初日最後の写真はこちら。

結局20時半頃にハリウッドスタジオを後にしホテルに戻りました。

以上、初日2024年5月10日の記録でした。

 

残り滞在日数 10日

バックグラウンドストーリーを知るための東京ディズニーリゾート関連メディアTier表

内容について

 本稿は東京ディズニーリゾートのバックグラウンドストーリーを知るにあたり、参考になりうるコンテンツやメディアをまとめたものである。

 「パークのバックグラウンドストーリー(以降BGS)を知りたいが正しい情報がどれなのかわからない」という悩みを抱えている方は多く、偉そうにこんな原稿を書いている筆者すら未だに頭を抱えたくなる瞬間がある。どのメディアがどれほど信用に足るものなのかという疑問について度々SNSで投げかけをいただくことがあり、本稿はそれに対しての「マウス・オブ・ザ・デッドからの回答文」、つまりあくまで私個人の見解であるということを留意いただければ幸いだ。また本稿は細かすぎて伝わらないTDR本誌のように校正校閲なども行わず完全私個人で制作したものであり、TIer表で言えば“F”どころか“Z”にも該当しえない雑記である。あくまでエンタメとして楽しんでいただきたい。

 

選定基準について

 タイトルの通り基本的には信用度を基準としているが、その他加点原点要素があれば解説に書き加えているので次頁に掲載の表だけではなく解説文を含めて参考にしていただければと思う。尚対象を“メディア”という非常に広いカテゴリーに定めたため厳密に比較することが難しく、選定の条件は必ずしも統一してはいない。

 

S 媒体問わずイマジニア自身の発信

 「僕の作った宇宙では音が鳴るんだよ」とジョージ・ルーカスは実際に言ったり言わなかったりしたらしいが、これをTIer表の最高位に置いたのはつまりそういうことである。

 『スター・ウォーズ』シリーズはときに物語に説得力を持たせるため観客が映画内で知ることのできない範囲にも緻密な設定が作られており、これはまさにTDRにおけるバックグラウンドストーリーの存在意義と共通している。自分たちファンが知りえない範囲にも制作側は設定を持たせていることを知っている、つまり“知らないことを知っている”ファンたちは正解に近づくため日夜同志で議論を交わし、またそれ自体もファンダムで享受しえる幸福の醍醐味となっているわけだが、それはそうとしてやはり正解を知りたいのがファン心理だろう。「なぜスターウォーズの宇宙では音が鳴るのだろうか」と頭を悩ませたファンが実際に居たかはわからないが、その議題は多少なりともディベートを沸かすポテンシャルを持っているだろう。その宇宙は特殊な物理法則を持っていると考え計算式を連ねた者がいたかもしれないし、はたまたいやこれは飽くまで宇宙の原則に則らず映画的な演出を優先したのだとメタ的な結論を出した者もいたかもしれない。しかしその議論が100年続こうが「俺の宇宙では音が鳴るんだ」というのが“正解”であり、考察を考察にとどめず正解を必要とする場合、ファンがどんなに裏付けを持つ回答を招こうが“正解”に太刀打ちすることは不可能なのだ。作品にとって製作者は神と同じであり、ファンによるpdf100枚に及ぶ考察は製作者のたった一行の文に敵わない。

 また本稿はこの“正解”を知りたい方へ向けたものであり、考察は考察こそが醍醐味であり正解にはこだわらないという方にはあまり有用ではないだろう。

 

最後に見出しで取り上げた三つをおすすめ順に紹介する。

 

①「イマジニアリング~夢を形にする人々~」「テーマパークの裏側」他

 ディズニープラスで配信中のドキュメンタリーシリーズ達。実際はこのシリーズにおけるBGSについての言及は割合としては非常に微々たるものであるがエンタメ性の高さ、アクセスの容易さ、後述の個人による発信でなく企業の企画としての発信ということから情報に最低限裏が取れていることが伺えるためこの順位。考察のゴールはファンからの同意ではなく、あくまで正確な情報を突き止めることとする……そんないばらの道をかきわけてゆくに不可欠な“中の人という存在の認識”のインストールを行えるので、そういう意味でも一見の価値がある。

 

②「ホーンテッドマンションのすべて」他イマジニアリング関係者による公式書籍

 他の翻訳済書籍だと「ウォルト・ディズニー・ワールドの肖像 魔法の国の50年」なども該当するが、今回「TDR」という言葉が当文書タイトルにあるため、関連性が高い「ホーンテッドマンションのすべて」のみをとりあげる。

 この本はホーンテッドマンションリテラシーを培うには必須の書籍であり、またそもそもホーンテッドマンションというアトラクションこそ前述した「ファンによるpdf100枚に及ぶ考察は製作者のたった一行の文に敵わない」がドンピシャで該当するコンテンツなのではないだろうか。ホーンテッドマンションは多くを語らないアトラクションだったためファンがその“語られないところ”を一生懸命考察するあまり、なんと“考察”が“設定”として公式に逆輸入されてしまうほど余白のあるストーリーになっているのだが、この本を読めば余白の内訳を知ることができる。例えば「マスター・グレイシーという名を刻んだ墓石があるが、実際はその名前のキャラクターの存在をにおわせているわけではなく特殊効果の巨匠イエール・グレイシーに敬意を表すためのちょっとした“要素”だった」という話をはじめメタ的な視点から不思議の正解を知れるのだ。

 とはいえホーンテッドマンションに限らず楽しく考察を膨らましているファンに向かって、聞かれてもないのに「それ特に意味ないらしいですよ(笑)」と自己満足の一蹴を差し上げるのは野暮他ならないので、ファンであればリテラシーだけでなくデリカシーもしっかり身に着けるように。

 本書籍はボリュームもあり今でも定価で手に入るためこの順位。

 

イマジニアSNS

 SNSでの発信だけでなく個人のホームページにポートフォリオとしてアトラクションなどのイメージボードを公開していることもあり、一次情報として重要度は高いが特にSNSでのつぶやきについてはあまりにも高次元存在による発信すぎて、受信する側の我々に高度なディズニーリテラシーがないとそれがジョークなのかガチ情報なのかの判別が難しい。ときには外部に出たことのない(我々にとっての)ビッグニュースも散見され重要度は高いが、個人アカウント故のその気まぐれさ、受け取る側のリテラシー難易度の高さからこの順位。

 

A 「ディズニーリゾート物語」「東京ディズニーランドビッグガイド」「海の絵本」他

 「講談社出版のパーク関連書籍のうち信用度が高いのは基本的に当該施設のオープン前後に発売されたものだけである」というのは界隈の常識(?)とされているが、偏見ではなく実際基本的にはその通りであり、見出しに挙げた書籍のうちのビッグガイドを除く二つに関してはその最たる例といえよう。

 私は講談社の関係者でもましてや社員でも何でもないため、なぜ時間と共に誤情報の記載が増えてしまうのかという疑問に対し絶対的な答えを明言することはできないが、恐らく時がたつにつれて出版社が「一次情報へのアクセスを行わ(え)なくなる」ことが原因と思われる。講談社の出しているTDR関連の書籍はディズニーファン含め総合的な情報を載せたものが殆どであり、アトラクションの身長制限やレストランのメニュー内容などは常に最新の情報を収集した上で記載する必要性がある。しかしBGSのような重要度の低い、あくまでtips的な役割しか持たない記述についてはその情報の裏を取るコストと顧客需要が割に合わないため、校正段階であっても都度公式側に確認している可能性は非常に低く、校正時に確認している資料が過去の出版物(=二次以降のソース)であったり記者の知識に一任してしまっていたりという状況になるもの致し方ないだろう。しかし施設のオープン初期または直前であればなによりもそもそも公式から配布される資料など一次ソースからでしか出版側も情報を確認できないだろうし、話題性のある新施設に関わる内容であればしっかりと裏を取ったり取材を行うといったコストをかけても無駄ではないため必然的に誤情報が少なくなるのだと思われる。

 外野のくせに言いたい放題してしまったが無論講談社は会社として利益の出ないそのような“些細”な部分に予算を割くことができないのはあたりまえであり、出版するパーク関連書籍は別に論文でも参考書でもなくあくまでエンタメ誌であるため、私としてもその“些細”な誤情報をさも大罪のように追求するつもりはないということをご留意いただきたい。

 もちろんこの3冊にも誤情報の記載はままみられることがあるが、そもそもの記載量の多さもあって率で言えば非常に低いものとなっており、一般で流通している書籍のなかでは情報量、信用度ともにトップクラスであるためAとさせていただいた。

 尚今更ながら「公式からマスコミ向けに配布されるような資料であっても、翻訳されている時点で一次ソースではない」というツッコミは最もであり、私自身大いに同意であるがただでさえややこしいこの謎ランキングをさらにややこしくしてしまうため、便宜上本稿ではそれらも“一次ソース”として扱わせていただく。

 

 

①「東京ディズニーランド ビッグガイド」

 まず、これを一位に置いたのは完全な私の好みである。というのもこの書籍に関してはあとに続く二冊と比較すると誤った情報が多い。しかしランドに完全特化した書籍の中でここまでBGSに特化したものはまず他になく(「Door to dream」については物語仕立てにする都合上脚色も多く今回は除外)、タイトルを冠する“ビッグ”という言葉の通り信じられないほど膨大な情報が記載されているのだ。さらにアトラクションだけでなく、ショップやレストランについての情報も多々掲載されているのも非常にポイントが高い。本書がどれほどに“ビッグ”なのかというと「細かすぎて伝わらないTDR」と同サイズにもかかわらずさらに分厚いといえばわかりやすいだろう。勿論文字サイズが「かいけつゾ〇リ」くらい大きいとかそんなこともなくフルカラーでびっちりと情報が敷き詰められている。シーはともかくことランドにおいてはこのような書籍は二度と出ないのではないだろうか。

 現在は中古品しか出回っておらず若干入手は困難だが間違いなく一読の価値はあるのでぜひ一度読んでいただきたい。

 

②「ディズニーリゾート物語

 もはや説明不要のかつてディアゴスティーニが出していたシリーズ物の冊子。尚「東京ディズニーシー物語」はこのシリーズからシーに関する箇所を抜粋し加筆したものになるため今回は紹介を省かせていただく。このシリーズは一冊のページ数は少ないものの、シー開園初期に出版されたものであるため例のごとく正確性が高く、またガイドブックにはほとんど登場しないがBGSにある程度触れている人間であれば聞きなじみのある基本的な固有名詞()の記載が大方でそろっているためブログやnoteで考察記事を書く際は参考文献として扱いやすい。現在はフリマサイトやオークションサイトでしか手に入らないが、東京ディズニーシーバックグラウンドストーリースターターキットとして一式所持しておく価値はあるだろう。

 

③「海の絵本」

 一部では聖典といっても過言ではないほどの扱いを受けることのあるこの一冊がなぜこの順位なのかというと、まずはその入手の困難さ、1位2位と比較して圧倒的なボリュームの少なさ、そして個人的にあまり好かない書籍だからである。個人的にあまり好かないというのは、きつい言葉を避けるための謙遜した表現ではなく本当に個人的にあまり好かないだけであり、なぜ好かないのかというと掲載されている一部のBGSが個人的に好かない設定であるというただそれだけであるので、全く気にしないでいただきたい。この本はBGSを絵本にするという強気すぎる試みにでた意欲作であり、またシー開園序盤そしてタワー・オブ・テラーオープンとほぼ同時に世に出回ったため情報の信ぴょう性が高いながらも、公式書籍に限るのであれば「海の絵本」以外に記載のないBGSも載っているためいくつかの情報については一般人の手に入る範囲の“第一ソース”に該当するというのがこの本の地位と価値を確固たるものにしていると思われる。しかしあまりにも入手難易度が高い。どうしても「海の絵本」を読んでみたいという方は手の届く値段の中古品が出回るのを待つのではなく、潔く国会図書館に出向くことを強くおすすめする。

 

B パークまたはアトラクションオープン初期の各公式メディア、「ディスカバー東京ディズニーリゾート」、「ファンダフルディズニー」会報誌

 これらはTier Aで紹介したコンテンツのまさにジェネリック版をTier Bに置いたという認識をしていただくとわかりやすいだろう。特に多くを語る要素がないためこの項は簡素にまとめさせていただく。

 

①「ファンダフルディズニー」会報誌

 会報誌とあって一冊のボリュームは少ないが1号から最新号まで集めれば資料としての有用性も高い。またファンダフルディズニーについては会報誌の刊行含めた運営元が他社ではなくオリエンタルランドであるため、前述した講談社の出すパーク関連書籍などにありがちな「コンテンツの鮮度が落ちたことを要因とする情報信用度の低下が起きにくいのか、時期を問わず一貫して正確性が高い。さらに会報誌全巻セットがそれほど高くない値段で中古市場に多々出回ることから1位とさせていただいた。また少し前には会員限定公開でまさかのタワー・オブ・テラー限定コンテンツ(全三話の映像作品)が突然登場したりと、BGSオタク的にも意外と見逃せない会員特典があるので関心のある方は入会を検討してみてはいかがだろうか。尚ファンダフルディズニーについては初期と比較するとあまりにも特典が貧しすぎることからファンの間では「お布施」「募金」などといわれる有様だが……

 

②「ディスカバー東京ディズニーリゾート スーパーストーリー」

 これは書籍ではなくディズニー・チャンネルで放送されていたミニ番組をまとめたDVDである。ランドとシー両方の解説が入って本編104分のボリュームというと、そこそこな濃さを感じるかもしれないが、この番組はなんというか、情報番組と呼ぶには情緒的な要素が多く、それの賛否はハリウッド映画とフランス映画を比べるようなもので不毛であるから語らないが端的に申し上げて時間のわりに情報量は多くない。またところどころ誤りもみられるためこれまであげてきたコンテンツと比較すると信憑性ががくっとさがる。しかし「BGSやそれに近い要素を主とした公式番組」という存在自体に価値があり、また中古市場で非常に手ごろな価格で容易に手に入るためTIer Bの2位とさせていただく。

 似たような番組に「夢の通り道」が存在するがこちらは未だに未ソフト化で視聴が困難であり、またBGSの要素は非常に少ないため今回はランク外とした。各回の内容を確認できた公式ホームページすら現在は閲覧ができない。これは3位の紹介にも続く話だがユーザーとしてはそれくらい残しておいてもよいと思ってしまうものの、サーバ代やドメイン代もかかるわけでそんな簡単な話ではないのだろう。

 

③パークまたはアトラクションオープン初期の各公式メディア

 ざっくりしすぎているが、要はTOT.1899やオープンの特集を組む各種テレビ番組などを指している。TOT.1899はいわずもがな現在閲覧不可能な公式ページはことBGSに於いては非常に有用なものが多い。悲しいことにその大半が魚拓すら残ってない状態となっているため、有用だが実用性がないというのは非常にもったいないと嘆かざるを得ないだろう。テレビ番組も同様にソフト化されることがないため、YouTubeニコニコ動画を漁る以外基本的に視聴の術が無く、ロストメディア同然の映像も数多存在する。正直なところ情報の価値で言えば上位二つを上回ると捉えているが、なにしろロストメディアだらけで実用性がなさすぎる。ファンタジースプリングスの公式ページなど現行のサイトも今後のことを考えて魚拓を取っておいたほうが賢明だろう。

 

 

C 東京ディズニーリゾート公式ブログ

 BGSを知るにはうってつけと評判の良い東京ディズニーリゾート公式ブログをTier Cという微妙なところに置いたのはなぜか、それは情報源として扱うには責任の所在が曖昧であるということに尽きるだろう。あのブログの執筆者は各記事に登場する施設のキャストが行っているが、なにも私がキャストの知識を軽んじているという理由でCに置いたわけではないということをまずご留意いただきたい。“責任の所在が曖昧”というのは、キャストがこのブログを書くにあたって追加でお給料をもらっているわけでもなく、記事を書く動機としては任意か善意かその両方によるものでしかないということである。恐らく校閲も、もし行っているとしても従業員同士で行われるか、上司がちょっと目を通す程度の非常に簡易なものだろう。もし実際は「ブログ手当」がでていたり、プロによる慎重な校閲が行われていましたら本当にすみません。ただ悪意のない誤情報や不確定な情報の掲載がまれにみられるのは事実である。講談社の出版物同様このブログはあくまでエンタメであり、正誤を追求する私のような人間がどれほどに野暮な生き物か承知した上で、理不尽すぎる批評を連ねていることも重ねてご留意いただきたい。事実、余計なことを考えなければ別に普通に面白い。

 逆になぜここまで懸念事項ばかり並べているにもかかわらずCではあるのかというと、それは圧倒的な手軽さにあるだろう。東京ディズニーリゾート公式ブログはアーカイブが恐らくすべて現存しており、記事末のハッシュタグでお目当ての記事を見つけることも容易だ。そしてもちろん無料でだれでも閲覧できる。これまで紹介してきた上位のコンテンツは入手が困難なものも多く、それらと比較すればもちろん東京ディズニーリゾート公式ブログの正確度や情報量は見劣りするものとなるが、その手軽さにしては正確度も情報量もよい意味で不相応なコンテンツであるためBGS入門の足掛かりとしては非常にお勧めしたい。

 Tier Cはこれまでの項目と違い、紹介コンテンツが東京ディズニーリゾート公式ブログの一点に限るためランキングは省略する。

 

D 「トリビアガイドブック」シリーズ、「ディズニーファン」各号※一部を除く、「完全ガイド」系譜を始めとした各公式ガイドブック

 恐らく非オタからマニアまで、最も手にしやすいのが「ディズニーファン」や各ガイドブックであろう。書店に行けば常に購入することができ、ある程度情報も網羅されているため、初心者にも入りやすい内容になっている。これらのガイドブックを起点として、BGSの世界に入ったという方も多いのではないだろうか。しかし、手にしやすい反面、そこに落とし穴があることも注意しなければならない。まず、ディズニーファンであれば新号、ガイドブックであれば○○年版といったように、一定の期間ごとに刊行されるという特徴がある。そこで仮に誤った情報が載ってしまった場合、次で修正すれば良いのだが、稀にそれが修正されないパターンが存在する。そうなってしまうと、何年にも渡って誤った情報が更新されず引き継がれ続けてしまい、そういった情報が流布してしまうという事態になりかねない。代表的なのが、アトラクション「レイジングスピリッツ」における火の神イクチュラコアトルの認識のミスであろう。この誤表記により、現在でも誤ったBGSを認識してしまっている人も少なくないように感じる。もちろん、内容の大方は正しいと思われる情報であるゆえ、読む価値は十分にあるが、ある程度の注意を払う必要があるのもまた事実だろう。

「ディズニーファン」各号に一部を除くとしたのは、例えば東京ディズニーシー開園当初のものに関してはその限りではないからである。ディズニーシー開園当初のものは、恐らく一次ソースと思われるものに基づいており、内容描写も細かい。また、当初一時期連載されていた「ワンダフル・ヴォヤッジ」というコーナーでは、ディズニーシーの細部について、関連する歴史や建築の専門家をお招きして解説してもらうということが行われていた。ディズニー内部関係者ではないものの、社会的信用のある研究者や学者による解説は、否が応でも信憑性が高く、BGS好きなら一回は読んでおきたいものになっている。

 

F インターネット上の非公式情報すべて

 当然である。SNSやブログを始めとする非公式情報にはあることないこと様々書かれており、最近では明らかに生成AIに内容を書かせたものをそのまま載せたようなものさえ存在している。すべてのことに言えることだが、やはりBGSに関しても、正しいと思われる情報とそうでないものをしっかりと区別できる最低限のネットリテラシーは必要だろう。そして勿論、本稿もまた然りである。

 

「プーさんコーナー」の秘密を探る―EPCOT イギリス館「The Tea Caddy」との比較分析を通して―(前半)

はじめに              

 さて、最初にこの二つの写真をご覧いただきたい。

 左がEPCOT イギリス館にある「The Tea Caddy」というショップ、右は我らが東京ディズニーランドファンタジーランドに鎮座する「プーさんコーナー」である。そしてどうだろう、何がどうしてか非常に似ている。この写真の撮影当時、4時間睡眠7時起きでEPCOTを周遊するというなかなか過酷な状況にあったのだが、イギリス館のこの建物が目に入ったときは衝撃で一気に目が覚めた。

 というわけで今回はプーさんコーナー(面倒なので以下鍵括弧省略)」と、EPCOT イギリス館に存在するトワイニングの紅茶を主に扱う土産店「The Tea Caddy(面倒なので以下“紅茶屋”とする)」の類似点、その理由を探るという内容を主にしつつ、プーさんコーナーの外装についても触れていく、一石二鳥の記事になっている。単に私が記事を二つに分けるのを面倒くさがっただけだが。

 

 

検証方法と施設概要について

 今回、この二つの施設が著しく類似している理由について、正解に近づくため3つの仮説を用意した。

  1. 同じ建物をモデルにしているから似ている説
  2. “イギリスの田舎に建っている家”といえばこの形というアイコニックなイメージが存在していて、それに則っているだけ説
  3. プーさんコーナーは紅茶屋をモデルに制作されている説

 尚私の知識と能力とキャパではこの3つの可能性しか上げることができなかったが、このうちのどれかに正解があるとは限らないし、あったとしても今回導き出される説が正解の可能性は低く、どうあがいてもいちファンによる妄想であることをどうかご留意いただきたい。

 この中で一番“アツい”のはやはり説3であろうが、どの説であっても検証する中でプーさんコーナーについての考察をさらに深めることができるに違いないだろう。

 

 さて、検証を行う前にそれぞれの施設の基本情報をみてみよう。

 

施設名 開業年月日 施設概要 設置パーク名(開業年)
プーさんコーナー 2000/09/01 プーさんグッズを取り扱うショップ 東京ディズニーランド(1983)
The Tea Caddy 1982/10/01 トワイニングの紅茶などを取り扱うショップ EPCOT(1982)

 

 開業年月日について、EPCOTの開業と同時に紅茶屋が造られていない場合に起こりうる説3の逆、つまり紅茶屋のモデルがプーさんコーナー説という可能性も考慮し、それなりに念入りにインターネットを漁ったがやはりEPCOT(のイギリス館)オープンと同時に紅茶屋の建物は完成しているようだった。

 施設概要についてだが、私が訪れたときは紅茶屋の内容は一部イギリス館仕様のカチューシャなど、ディズニーパーク商品の取り扱いもあったものの紅茶屋は殆ど紅茶屋であり、The Tea Caddyの施設概要について公式ページにもこのようにある。

Brew the perfect cuppa with Twinings tea and tea accessories, and browse British sweets, cookies and royal memorabilia.*1

 一方、プーさんコーナーも同様に特にカチューシャなどの身に着けアイテムに限ってはプーさん以外のグッズも一部置いてあるものの、施設概要について公式ページでの記載はこのようになっている。

プーさんのあたたかい笑顔がいっぱい!

プーさんグッズ専門のお店は、プーさんのふるさとであるイギリスの田園の邸宅です。中に入ると、おなじみのやさしい笑顔が、あちらにも、こちらにも!ハチの巣の形をしたライト、プーさんや仲間たちの口ぐせが書かれた梁(はり)など、楽しい発見もいっぱいです。*2

 というわけで施設概要については熊屋は熊屋、紅茶屋は紅茶屋として問題ないだろう。

 ちなみに紅茶屋でのプーさんと仲間たち商品の取り扱いについてだが、私が訪れたときには確認できず、プーグッズはイギリス館にある別のショップで扱われていたと記憶している。但し、イギリス館自体にはしっかりプーさん要素があり、なんとこいわば「ロビンの部屋とミート・プー」的なグリーティング施設も存在している。

このブログを書くにあたって今更この内容、そして内装共に素晴らしい施設の存在を知り、後悔に打ちひしがれています。泣いていいかな。*3

 基本情報の解説はここまでにして検証に入っていこう。

説① 同じ建物をモデルにしているから似ている説

 まずこれは少し調べたらすぐに出てきた情報なのだが、どうやら紅茶屋はかの有名なイギリスの劇作家、ウィリアム•シェイクスピアの奥様、アンのコテージ(Anne Hathaway's Cottage)からインスピレーションをえているらしい。最初はWikipediaをはじめとした非公式の記述しか見つけられなかったのだが、興味深いホームページを発見した。

Disney History 101

 このサイトの記述によるとオープン当時教育係に配布されたオリエンテーションガイド「The Spirit of EPCOT Center」で紅茶屋と同じ建物だった「Biscuit Barrel*4」についてストラトフォード=アポン=エイボンにあるアン・ハサウェイのコテージのような外観」と記述してあるとのこと。

The Biscuit Barrel looks something like Anne Hathaway’s cottage in Stratford-Upon-Avon, offering English cookies and other goodies.

Sharing Anne Hatahway’s cottage with the Biscuit Barrel , The Tea Caddy stocks English tea cups and other necessities.

 常に“ソース”の質に対しては、無駄にうるさい我々の界隈だが、前提としてこのサイトの記述に誤りがなく、それが本当にオープン時トレーナー向けに配られた公式ガイドであれば、確固たる一次ソースメディアとして、その信憑性は非常に高いだろう。

Anne Hathaway's Cottageの写真*5

 またこのコテージはイギリスを代表する建造物として非常にアイコニックな存在であるらしく、レプリカがアメリカやオーストラリアなどにいくつか存在しているらしい。

オーストラリアの「Elizabethan Village」に存在したコテージのレプリカ*6

 しかしうすうす感づいている方もいらっしゃると思うが、肝心の紅茶屋と奥様邸の外観ははっきり言ってあまり似ていない。他のレプリカと比較しても「そのまま持ってこよう」という気概の差は歴然のため、もし紅茶屋がこのコテージをモデルにしているという言説が真であったとしても、あくまで「インスピレーションを得た」という表現が適切だろう。

 では内装はどうだろう。

アンのコテージのキッチン

アンのコテージの寝室

The Tea Caddyの内装

 モデルにしたとうなずけるほどには似ている。黒に近いブラウンの梁、天井と壁に塗られた白いペンキと大まかな内装は一致している。

 ところでプーさんコーナーの内装にも中々似ているのではないかと思うのだがいかがだろう。

プーさんコーナーの内装

 壁紙には薄いピンクのグラデーションと花柄のペイントがされているが、これもまたよく似ている。ここで、これら三つの建物の外装と内装を横に並べて比較してみよう。

左上:コテージ 左下:紅茶屋 右下:プーさんコーナー

中央上:コテージ 左下:紅茶屋 右下:プーさんコーナー

 内装については三つとも似ているため、プーさんコーナーと紅茶屋ともに同じ建物(=アンのコテージ)をモデルにしている可能性は否めない。
 また外装についても建物自体の形はあまり似ていないが建物下部にある石積み、薄い色で塗られた表面と濃い色の木組み、そして茅葺屋根という大まかな部分は共通しており、外装についても同じく、双方の建物共にアンのコテージが元になっている可能性は高いだろう。
 しかし、それなりに明確なソースも発見したため、ひとまず紅茶屋の元ネタはアンのコテージであると今回は結論付けるとして、プーさんコーナーもアンのコテージをモデルにしているのだろうか?というのも、上記画像で分かる通り、やはり「プーさんコーナーとアンのコテージ」と「プーさんコーナーと紅茶屋」という二通りの比較のうち、後者の類似性があまりにも高すぎる。つまり現状説1の信ぴょう性は高いが、だからといって説3の可能性も否定できない。検証を続けよう。

 

説② “イギリスの田舎に建っている家”といえばこの形というアイコニックなイメージが存在していて、それに則っているだけ説

 ところでTDLプーさんコーナーは実際にハートフィールドに存在する、プーグッズを扱う土産屋の「Pooh Coner」 の存在ををモデルにしていること、そして存在自体は「Pooh Coner」に由来するにも関わらず、何故か外装は似ても似つかないということは既にご存知の方も多いと思う。(その辺りは過去の記事で考察しているので是非)

 それもそのはずで「Pooh Coner」公式サイトによると、この店はもともと1703年に建てられたサックヴィル・コテージと呼ばれるコテージで、その後1978年に「Pooh Coner」創業者であるマイク・リドリー氏がギフト&ティーショップをオープン、そしてディズニー社からライセンスを得て当初はプーさんの陶器商品を扱っていた……というところから「Pooh Coner」の歴史が始まっている。

Although the building was originally built in 1703, and know as Sackville Cottage (after the famous Sackville Family) It wasn’t until the late 1970’s that the property officially became ‘Pooh Corner’.*7

 つまりロビンの幼少期の思い出や、ミルン自身とはあまりゆかりのないお店ということだ。ディズニーアニメとしての「くまのプーさん」より、A.A.ミルン原作の「winnie the pooh」と”実在の”クリストファー・ロビンの思い出に焦点を当てていると(私的には)思われる、TDLプーさんコーナーがモデルとするには実はあまり相応しくないように感じるし、実際名前以外は共通の要素みられない。ロビンが過ごしたアッシュダウン・フォレストにあるミルンの別荘の庭をモデルにした、ハニーハントのキューラインとの一貫性を持たせるために、安易に同じものを持ってくるのではなく「名前以外は借りない」という選択肢を選ぶとは、改めてイマジニアの発想力には感嘆せざるをえない。

ハートフィールドの「pooh corner*8

 「Pooh Coner」とプーさんコーナーの共通点について、強いていうのであれば格子状のショーウィンドウがプーさんコーナーと一致しているが、このようなショーウィンドウはイギリスで多く見られる上に、紅茶屋にも同様のディスプレイ用窓が存在しているため「Pooh corner」へのリスペクト要素なのかは不明だ。

 またソースがあまり見つからなかったので信憑性は不明だが、いくつかのサイトによるとショーウィンドウの起源はなんと18世紀ロンドンらしく、フランシス・プレイスという方が始めたらしい。*9

 この話の真偽はともかく、確かにロンドンのショーウィンドウが立ち並ぶおしゃれな通りのイメージは広く知られているため、紅茶屋とプーさんコーナーにあって、アンのコテージになかったあのディスプレイ用の出窓は、アイコニックな「イギリスらしいお店」のイメージから要素を取り入れたという可能性は高いだろう。

ロンドンのポートベロー・マーケット*10

ハリーポッターのダイアゴン横丁もまさにショーウィンドウの立ち並ぶイギリスの通りのイメージだ*11

 「え?じゃあプーさんコーナーの外観は普通にそのミルンの別荘をモデルにしてるんじゃないの?」と思ったかもしれない。しかし残念ながらミルンの別荘はこれまで登場したどの建物よりもプーさんコーナーに似ていない。

ミルンの別荘「コッチフォード・ファーム」
2017年には何回目かの売り家にだされている。*12

 先の記事でも記述した通り、内装にはこの別荘の要素が点在しているが、外観はさっぱりなのだ。私が以前からプーさんコーナー外観問題に頭を抱えていた理由、そして紅茶屋との出会いが革命的だった理由がまさにそこであった。「なぜ外観に限ってPooh cornerともミルンの別荘ともさっぱり違うのか」とうんうん唸っていた私は、まさかアメリカのディズニーワールドでヒントを見つけてしまうとは夢にも思わなかった。

 さて検証も半ばに突入したところで、これまで登場してきた建物の情報をまとめよう。

 改めて表にすることでいくつかの発見があった。

  • 実在の建物のうち、「Pooh Corner」だけほかの二つと年代がズレている→「Pooh Corner」の要素がプーさんコーナーであまり見られないのは、やはりハニーハントのキューラインの主な題材を、コッチフォード・ファームにするにあたって、年代や景観のズレが大きすぎるからか
  • 石積と外壁表面の木枠(ハーフティンバー)は「Pooh Corner」にもミルンの別荘にもないプーさんコーナーの外装の大枠は紅茶屋かアンのコテージ、またはそれに準ずるアイコニックな建物・イメージに由来している可能性が高い
  • 他の建物と比べて、プーさんコーナーは外壁の色が濃い→なんらかの元ネタの建物があると仮定し、その元ネタの要素を崩さないまま、レンガ造りのミルンの別荘に印象を近づけるため?
  • プーさんコーナーと「Pooh Corner」だけ瓦屋根だが、プーさんコーナーの瓦屋根は「茅葺屋根風の瓦屋根」という、捻りのある、謎のファンタジー様式→上に同じく元ネタ(仮)の要素を崩さないまま、「Pooh Corner」の要素も取り入れるため?
  • 全体像でいうと、やはり紅茶屋とプーさんコーナーは突出して似ている→説3へ続く有力な情報

プーさんコーナーの屋根

 プーさんコーナーの「茅葺屋根風の瓦屋根」という部分が表の画像だとわかりにくいので、屋根の拡大画像を用意した。よくみるとてっぺんが開かれた本のようになっているのは、プーさんのお店らしく、おもしろい意匠だ。前述の外壁の色が濃い理由についての考察は、若干こじつけ感が否めないが、屋根についての「「Pooh Corner」要素も取り入れたかったのでは」という考えは、もしかしたらあながち間違いでもないのかもしれない……と、うっかり驕ってしまうほどに、この屋根は妙である。表でまとめた限り、恐らく17世紀前後の田舎の別荘の屋根としてポピュラーな材質である茅葺の再現でよいところを、なぜか茅葺屋根に見える瓦屋根という不思議な様式にするというのは非常に意味ありげであり、なんらかの理由があるのではと勘ぐっても責められないだろう。

 さて説2の本題である、「双方に類似性が見られるのは、双方ともアイコニックなイメージに準拠したデザインであることを要因としている可能性」についてどのように検証すればよいか、いくつか方法を考えたが、今回は”なんちゃって無作為抽出”を行い、検証していこうと思う。

 これは「england,cottage」という至極雑なサーチワードでGoogle画像検索を行った結果の、上位3段である。

 そしてこれは、検索結果のうち参考画像として明らかに機能しないものを除外して数字を振った画像である。この中から適当な乱数ジェネレータで一つ選んでもらう。

Google先生はなんでもできる

 ということで、選ばれたのは8の画像だ。

*13

 この建物はどうやら、イングランドコッツウォルズという場所にある古いコテージらしい。建物自体の詳細は分からなかったが、見た感じだと大体アンやミルンのコテージと同じくらいの年代のものなのではないだろうか。またこのコッツウォルズという地域は、イングランドの伝統的な風景がある観光地として有名らしく、図らずも非常に“アイコニック”な存在を選んでしまったようだ。

 比較のため、早速この建物を表に組み込んでみよう。

 コッツウォルズのコテージについて、見た目はミルンの別荘が最も近いように見える。しかし肝心の紅茶屋とプーさんコーナーにはあまり類似点がない。しかしひとつ気になったこととして、これまであげてきた建物はpooh cornerを除き、すべてが茅葺屋根と茅葺屋根を模した瓦屋根だったため、てっきり「イングランドの田舎にある別荘」というのは、大方茅葺屋根なのではないか、そしてハーフティンバーの様式も少なからず見られるのではないかと勝手に思い込んでいたが、もしかするとそれは思い込みなのではという可能性が浮上した。

 そこで紅茶屋とプーさんコーナーが果たして、イングランドの田舎にある典型的な別荘のアイコニックなイメージに準拠したデザインによって造られた建物なのかどうか、その可能性をさらに追及するために、イギリスにおけるハーフティンバーと茅葺屋根について少し調べてみよう。表にハーフティンバーの項目を入れればよかったと大変後悔しております……

◎ハーフティンバー

 イギリスでハーフティンバーといえば、チューダー様式である。チューダー様式とはその名の通り、15世紀末から16世紀半ば(具体的には1485年~1603年)、チューダー朝の建築様式のことを指す。年代としてはアンのコテージとミルンの別荘に一致している。この様式自体は中世から引き継がれているが、チューダー朝に入ると装飾性にこだわりをもつようになったとのこと。*14装飾性については、紅茶屋、プーさんコーナー共に、華美というよりは質素な印象を受ける。

 尚今回紹介した建物のうち、レンガ造りのものはハーフティンバーの意匠がみられないが、その二つの組み合わせが存在しないということはないらしい。

 またチューダー朝時代は煉瓦の製造がイギリスに広まり始めた頃でもあるらしく、しかし当時煉瓦は高級な素材であったため、上流階級層の建築物を中心に取り入れていたとのこと。一方ハーフティンバーは使用制限もなく、一般層を主に取り入れた様式*15であり、ある種対照的な面もみられるようだ。実際「煉瓦を使用しないハーフティンバーを使った外壁」という大まかな部分で特徴が一致している、紅茶屋、プーさんコーナー、アンのコテージの三つの中で、紅茶屋とプーさんコーナーの二つは突出して“素朴”な印象を受ける。これはプーさんコーナーがミルンの別荘のデザインを受け継がなかったことのヒントなのかもしれない。ミルン一家は裕福な家庭であったが、特にディズニー版アニメのクリストファー・ロビンのイメージと、“田舎に別荘を持つ、裕福なイングランドの一家の息子”という史実通りのイメージが一致するかというと、そうではない方が多いのではないだろうか。またTVアニメシリーズ「新くまのプーさん」では、クリストファー・ロビンの自宅が登場する回がいくつかあるのだが、史実や原作の時代設定(つまりロビンが実際に幼少期を過ごした20世紀初頭)を完全に無視して、どうみても80~90年代頃(「新くまのプーさん」放送当時の年代)の一般家庭になっているため、やはり原作を読んだことのない層からすると、クリストファー・ロビンとその一家に対してイングランドの裕福な家庭というイメージは持ちづらいだろう。

プーさんコーナー

 ところでプーさんコーナーのハーフティンバーは、木枠をよくみるとこのように少しいびつな形になっているが、これは前述の“華美な装飾”の意匠ではなく、トゥーンタウンでみられるような“二次元的表現”のひとつであり、装飾的というよりは、どちらかというとよりナチュラルで素朴な印象を与えるためのデザインだと私は解釈している。

 

後半へ続く

(途中までで本当にすみません……すぐ更新できるよう頑張ります)

 

ホラー映画ファンはディズニーハロウィン2009「リ・ヴィランズ!」を好きになる理由

※この記事は本来数分の動画にしようと考えていた内容を、チキってブログ記事にしたものなのですぐ読み終わります。

 

 皆さんは、東京ディズニーランドでかつて行われていたこのイベントをご存じだろうか。

 

*1

 

 2009年に行われた「ディズニーハロウィン2009」である。

 残念ながら当時私は9歳の新潟県民であり、そうポンポンとパークにいくことができなかったため、このイベントを直接体験したことはないのだが、それはそうとこのイベントで行われたパレード「リ・ヴィランズ!」のサウンドが素晴らしいので、今回主にイントロについてオマージュ元考察と、良さを語っていきたい。

 

 

まずは聞いてみて

 大体40秒辺りまで聴いてみてほしい。

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 ま、そもそもあーだこーだと論ぜずとも普通に神曲だ。

 しかしこのイントロ部分、ホラー映画ファンであればニヤリとできるオマージュが……というと「はいはい、『ハロウィン』のテーマね(笑)」と鼻で笑われそうなので結論から申し上げるが、たったこの40秒の間に、すくなくとも私が見つけた範囲だけでも、(『ハロウィン』のパロディを含めて)素敵なオマージュが3か所も詰まっているのである。

 さて細かく見ていこう。

① 0:00~0:20

 最初の一項目ですでに40秒中20秒を割いてしまっているが、いやいやこの20秒にはホラー映画の魂が詰まっているのだ。20秒でも足りないだろうし、後述するが実際20秒では終わらない。

 もう一度冒頭20秒を聴いてみてほしい。

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 なんか「みょーん」「じゃーん」の真ん中みたいな音で、『ピノキオ』の劇中歌にして、ディズニーというコンテンツを代表する知らない人はいないあの超名曲「星に願いを」が奏でられている。

 しかしこの「みょーん」、実はホラー映画青春の時代を象徴する音なのだ。

youtu.be

 例えば日本人的超有名どころだとグレムリン

youtu.be

 ウィルスパニック系ゾンビ映画の元祖とされる『ゾンビ』(『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と、『ゾンビ』のどちらを“ゾンビ映画の元祖”として扱うべきかという議論については誰も興味ないので割愛)

 ね?同じような「みょーん」が聞こえてきたでしょ?

 今回は特に感じが似てる印象を受けた2曲をピックアップしたが、タイトルテーマだけでも勿論、劇中サウンドトラックも含めたら尚更、まだまだこの「みょーん」サウンドが使用されているホラー映画は大量に存在する。主に70~80年代のホラー映画のサウンドトラックで頻繁に使用されている音で、私は楽器についてあまり詳しくなく、誤りの可能性も否めないが、この楽器はおそらく所謂「アナログシンセ」というやつだと思う。

 まさか東京ディズニーランドのパレードの冒頭で、このアイコニックなホラームービーサウンドを挿入、しかもあろうことかその音のノリで「星に願いを」を演奏するという若干冒涜的とも捉えられかねない演出、最初からクライマックスすぎる。

 また冒頭で「20秒では終わらない」と述べたのは以下をお聴きいただければわかる。

youtu.be

 つまり、その後もアナログシンセ(仮)っぽい音は繰り返し使わているのだ。ホラーファン的に、この音は青春の音だからね。こんだけしつこくても足りないくらいだ。仕方ない。

② 0:21~0:24

 今度はたった3秒だが、これは気づいた人も多いのではないかと思う。

 しつこいようだが、まずは聴いてみよう。

youtu.be

 あまりにもそのままなので、ディズニー好きであればピンときた方も居るだろう。

 まず時計の音は

youtu.be

 これですよね、絶対。

 秒針の音なんてよくある効果音だから、他作品からの引用という可能性もあるかもしれないが、だって……

youtu.be

 そのあとに流れる「ポコポコ」という音も、ほぼ同じのがトワイライトゾーンのテーマに登場してるんだもん。

 『トワイライトゾーン』のテーマはそもそもとても有名だし、その上各国ディズニーパークにあるおなじみのアトラクション「タワー・オブ・テラー」の題材としても扱わているので、これは気づいた方が多いんじゃないかと思う。アトラクションでも、このオープングをプレショーでみるしね。

③ 0:24~

 最後の三つめはこちら。

youtu.be

 もはや説明不要。

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 どう考えても『ハロウィン』のメロディである。勝手にマッシュアップしちゃってんじゃないのってくらいそのままで笑っちゃう。

 ただ、もっと笑っちゃうのは

youtu.be

 その後もこのメロディ自体は、前述の「みょーん」サウンドを合わせたアレンジで曲中何度も登場するという事実だ。

 しかも!

youtu.be

 実は『ハロウィン』テーマのアナログシンセ版といえば『ハロウィン2』のテーマなのだ。「リ・ヴィランズ!」作曲者の方がここまで考えてアナログシンセを曲に使用したのか、それともたまたま『ハロウィン2』みたいになってしまうのかわからないですが、これにはマイケル・マイヤーズも思わずニッコリだろう。

 というか、大前提として『ハロウィン』って殺人鬼ものの、それなりに非教育的なシリーズなわけで、このメロディを曲のテーマの一つとしておくというのは中々思い切ったことをしたなと、作曲者の方とは血のにじむほど固いハンドシェイクをせざるを得ない

④ 0:28~

 これを書いている途中にまた新たな発見、というかここまでくると殆ど妄想みたいな気付きを見つけたので最後に紹介する。

 よーく耳をすませて聴いてほしい。

youtu.be

 メロディの節々に「ピョウッ」という感じの、これまた電子音風の効果音が一瞬だけ何度か挿入されているのだが、おわかりいただけるだろうか。

 見出しを「0:28~」としたのは、この音も曲中繰り返し使われるからである。

youtu.be

 控えめな音だがこの辺りにも使われていることがわかる。

 で、私の「妄想」というのが

youtu.be

 ね?そっくりでしょ?

 ……サスペリアのほうはサイレンの如くけたたましく鳴り響くため、「そっくり」というのはさすがに無理があるが、音自体はかなり似ているのではないかと思う。

結論

 今回紹介した曲のうち『ゾンビ』のテーマと『サスペリア』のテーマは「ゴブリン

」というバンドが演奏しており、”アナログシンセのホラー映画サントラ”といえば彼らのサウンドが真っ先に思い浮かぶホラーファンも多い、界隈では非常に著名なバンドである。

 もしかすると「リ・ヴィランズ!」の作曲者は「ゴブリン」の大ファンなのかもしれない。

 絶対違うけどそうだったらいいなぁ~

 『ゾンビ』はやっぱり、ダリオ・アルジェント版だよな~

 

―おわり―

2024 アメリカ旅行記その1 「出発編」

こんにちは、マウスオブザデッドと申します。

昨年5月に2週間に及ぶWDWとDLRをめぐるアメリカ旅行を体験してきましたので長編になるかと思われますが、記憶がまだ新しいうちに旅行記をうpしていこうと思います。

ま、ふつうの旅行記になるんですが今回のネガティブハイライトとしてトップに君臨する“疲労”というものがありまして、自分の反省として今後生かすため、またそんな無茶なスケジュールでパークを回ろうとしている方の参考のために、都度疲労度も記載したいのですがいちいちどれくらい疲れていますという記述を載せるのはいかんせんくどい。

そこで今回はある試みを行います。

体力ゲージ表示です。

 

これならくどくないし、視認性も高いため、わかりやすくスマートに旅行記を進めることができるのではないでしょうか。ちなみに全部の画像に表示を出すのは大変だったため、体力に変化のないときは消えますがご了承ください。

 

というわけで、さて今回は出発編です。

 

東京駅 辰野金吾建築はやはり美しい

東京駅から羽田空港へ向かいます。全然関係ないですが、ここで人と待ち合わせているとき改札から出てくる人に注目すると面白いです。というのも「東京にきた旅行者」はこの美しい天井を見上げるのですが、「東京に帰ってきた人」はいくら美しいとはいえすっかり見慣れた天井に目もくれず無の様相で改札を通るので、あまりにもわかりやすくて観察していて面白い。

 

さて17時発の便なので昼過ぎには絶対に空港に到着しないと怖い。

羽田空港

原因不明の謎の腹痛により羽田空港到着時点でHPが削られています。しんどい。

なおこの腹痛は帰国後も原因不明でした。

 

つるとんたん

ラスト日本食をと意気込んで羽田空港つるとんたんに行きましたが、期間限定に惹かれて洋風ポタージュ系のうどんにしてしまいました。弱い。でも空港で学食みたいな飯や観光客向けのやたらと高い焼き肉なんかではなく、普通のうどんを食べれるのはうれしいですね。でも願わくば丸亀も欲しい。

さようなら日本

無事定刻に出発、ユナイテッド航空さんよろしくお願いします。

ちなみに今回の同行者は母親一人で航空券も母がマイルで取ってくれました。ありがて~。

搭乗前にラウンジのソファで休んだりマッサージチェアに腰を揉んでもらったり、もちろん痛み止めも飲みましたがどれも効力を成さずこの時点で腹痛はピークに達しています。

日本の空の上で食べる夕食

17時出発ということで離陸後すぐに食事が運ばれてきました。体調悪いのでドリンクは全然水です。焼きそばは文化祭の味でしたよ(美味しい)

最初に行くのはWDWだけどカーズ

一応「前日オールして飛行機の中で爆睡する作戦」を決行していたのですが、激しい腹痛のせいで消灯後全く眠ることができず気を紛らわせるためにディズニー映画を鑑賞。小さいころ散々鑑賞したため、そして安心感故か鑑賞中に幾度も寝落ちしたため、睡眠導入狙いで『カーズ』を観たんですが、久しぶりにちゃんとみるとやたらおもしろくて何の睡魔にも襲われぬままエンドロールへ……。仕方ないので『カーズ』の2倍は観たであろう『ファインディング・ニモ』の視聴も行ったのですが全く同様の理由で逆に目がバキバキに。ピクサー罪深すぎる。気を利かせていっそ『アラビアのロレンス』とか追加してくんないかな。いやいや眠くなるからじゃなくて名作だからですよ。本当だって。

眠れない飛行機でこの画面を見ている時間辛いよね

全然書くの忘れてたけど向かうはシカゴ空港です。そこで乗り継いでオーランドに向かいます。(今回のブログはこれくらいの軽いノリですのでよく考えたらだれの参考にもならない気がしてきた)

実は私はそれなりに長時間フライトが苦手でして、海外旅行自体は楽しみなのに長時間フライトが憂鬱すぎて出国前それなりにナイーブになるタイプです。空港で待ってる時間すらきつい。しかも今回は全然寝れなかったのでしんどかった……。

 

そんなこんなで

シカゴ初上陸

現地時間16:00頃、ついに到着。

ちなみにまだ若干腹痛の残党が。ふざけるな。今すぐ粛清したい。

この空港については乗り継ぎだけだったので写真もこれしかないし書くこともありません。

だいすき

売店で大好きなtic tacを買ったんですがたしか$7くらいしました。つーことは日本円で約1000円。円安もだけどそもそも空港価格がやばい。でもフライトが辛すぎて、そしてこのあともさらにフライトが待っていることを考えるとアメリカに上陸した喜びを1ミリでいいから味わいたかったんです。

 

はい……、そんなこんなで大変申し訳ないのですがこの後ホテル到着まで一切画像がありません。というのも、ここにきて睡魔に襲われました。

 

無事シカゴ17:45発、20:07着のおよそ3時間程度のフライトの飛行機に乗ったのですが、なんとトラブルで出発できず3時間近く飛行機の中に缶詰。それだけ暇なら写真の一枚くらいあっても良いものですが、私はものすごい勢いでその時間寝ていたため生憎一枚もありません!

尚隣に座っていたアメリカ人女性によると、このようなトラブルはよくあることらしく同じことをしようとしている皆様はご留意いただいて損はないと思います。長時間フライト直後に、しかも待望のWDWを目前にしてこの仕打ちはもし眠れていなかったら相当きつかったでしょう。

 

オーランド初上陸

ついちゃった。3時間遅延したので時間は23時過ぎで、誰も空港にいません。

uberに乗ってオールスター・ムービーズリゾートホテルに向かいます。もっと胸躍る文章をつづってもいいかもしれませんが、この時点で私は体力と睡魔の限界に達しているため感情が死んでいた記憶しかない。

ミッキーでかいね

ついちゃった。

もう日付変わってるのに。

 

泣きそう。

 

 

――次回「その2 到着&一日目」へ続く

酔っ払ってPSP-1000を買ってしまったので憧れの痛PSPにする

――みなさん、

 

このゲーム機を知っていますか。

 

 

どこに出しても恥ずかしくないPSPです。

 

しかも何故かPSP-1000です。

 

物語は2025年2月15日の深夜、私は某ディズニー系会合の二次会で泥酔し無意識に帰路に就いたあのときに始まります。

 

このときの記憶はほぼ失われているのですが2つだけ思い出せることがあるのです。

 

一つ目は電車の中で「涼宮ハルヒの激奏」の視聴を突然開始し、ノスタルジーと共に胸に熱い何かがこみあげてきたこと。もう意味わからん。

 

因みにこのDVDを最初に見たのはWOWOWで一挙再放送されたアニメの視聴を一通り終えた頃、11歳くらいですかね。TSUTAYAで借りました。当時ハルヒブームなんて遠に去っていましたが、おかげで新潟駅前のらしんばんでキャラソンCDを200円で買えたため激奏の“セトリ”になじみのある曲が多かったんです。これを生で見れた人たちは一生の思い出だろうなぁ。

www.amazon.co.jp

 

そして朧気ながらも、その瞬間のたぎる魂は明確に覚えている二つ目の記憶はその激情に身を任せ……

 

帰宅後にPSPを購入したこと。

 

は?

 

翌朝は二日酔いの頭痛に苛まれながらこんな顔で購入画面を見つめることしかできませんでした。

・・・

 

さて私の苦悩と頭痛をよそに翌々日に本体が到着。

 

この画面で「2025」という数字はめんどくさがりのガキが適当に設定した年にしか見えない

ここまできたらどうにもこうにもならないのでもうあきらめるしかない。しかも商品説明通りなかなか状態の良いPSPで、これまで数多繰り返されてきた泥酔ショッピングの中でも暫定最高額のお品物なだけあります。

 

――否

ここですべてを諦め歩みを止めることが最善だろうか。

 

まだ手はあるのではないだろうか。

 

こうなったらもう「買ってよかった」と笑顔で終われるように、超全力でPSPを楽しむしかない。

 

 

確かにちゃんと動くPSP-3000が普通に実家にあるけど、

 

でもここまできたらいっそ

 

あの思い出の詰まったPSP-3000よりずっと素晴らしいPSP-1000にするしかない。

 

 

というわけでタイトル、

 

酔っ払ってPSP-1000を買ってしまったので憧れの痛PSPにする

 

やってきましょう!

 

              

 

 

とりあえず本体の様子を一通りチェックしたのですが二点問題が見つかりました。

 

①自分の家のWi-Fiにだけなぜか接続できない

②バッテリーが氏んでいて充電ができない(給電はできるのでケーブルをつなげながらのプレイは可能)

 

このキーボードを打つのは10年ぶりくらいなのにいまだにあの独特の入力方法を身体が覚えてて普通に引いた

①はとりあえず困らないので保留で。一応手打ちSSIDを入力して接続を試みたのですが駄目でした。久しぶりにPSPでネットをしたかった気持ちがゼロかといえばうそになりますが、この問題については解決の優先度はかなり低いです。そういえばPSPSkypeってまだできるのかな……

 

②はちょっと困りますね。

これから痛PSPを作成するにあたり、勿論スキンシールと合わせて背景画像を作成します。その画像データをimgur辺りにうpしてブラウザからDLしようと考えてたんですけど、その道筋が断たれてしまいましたね。

 

さてここで最初の事件が発生。

 

アホすぎて泣ける

諸々を思いついたのが寝起きだったため、wifiが使えないとわかるや否やなぜかPSPのメモリカードをPCのメモリスロットに挿入。2秒後に自身の間違いに気づくも時すでに遅し。

 

全然取れない

 

ピンセットや爪楊枝を駆使するも全く取れる気配がありません。\(^o^)/オワタ

バカの絵面

しかしとっさに「粘着テープで取るという妙案」が脳裏を過り、無事成功しました。因みにこの粘着テープ“はってはがせる”を自称している癖に、我が家の壁紙を剥がした大罪テープですが馬鹿と鋏は使いようとはよく言ったものです。

 

そんなわけで外付けリーダーを買うかケーブルを買うかの二択なわけですが、まあケーブルを買いますよね。

 

ヨドバシさん俺だ結婚してくれ

敬愛するヨドバシカメラで購入、明日届くらしい。すげーよまじで。

 

その②に続く

 

余談:PSP-1000を触ったのは初めてなのですが3000よりも手になじみました。裏面のふくらみがフィットして良い感じなんですよね。

レイジングスピリッツについての考察

プーさんの記事が内容不足で中々更新できず申し訳ないです。

今回はレイジングスピリッツの遺跡、文明の元ネタについて考察していこうと思います。レイジングスピリッツのBGSについてはあまり触れませんので、なにとぞご了承ください。

 

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さて早速本題に入りましょう!

こちらはレイジングスピリッツの石積みです。

 

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そしてこちらはクリスタルスカルの魔宮周辺で見られる石積みです。

レイジングの方は多角形を切り出した石を使用している一方で、魔宮は四角に切り出されたものしか使用されていないことがわかります。

 

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(画像引用元 https://tabippo.net/chichenitza/

ここでクリスタルスカルの魔宮の元ネタとされるマヤ文明の遺跡、チチェン・イッツァの石積みに注目して見てみましょう。

クリスタルスカルの魔宮と同じく四角に切り出された石材が使用されていることがわかります。

 

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(画像引用元 https://worldheritagesite.xyz/contents/selection-mysterious-kiyomizu/

そしてこちらはインカ帝国の遺跡、「マチュ・ピチュ」の有名な石積みです。レイジングと同じく多角形に切り出された石が使用されています。

 

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レイジングスピリッツの石積みには時折このような小さなでっぱり(画像左下、下から2番目の石材に注目)が見られますが、こちらもまたマチュ・ピチュで非常によく似たた光景をみることができます。

 

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(画像引用元 https://世界遺産ハンター.com/peru/ollantaytambo/)

※尚このでっぱりについて現在正確な使用用途は未だ判明していないものの、石の切り出しの跡または運搬用の突起という見方が有力とのことです。

クリスタルスカルの魔宮が基本的にマヤ文明でみられる様式や文化をオマージュしていることは有名ですが、このようにレイジングスピリッツは古代アンデス文明が元になっていると私は考えています。

 

他にもレイジングスピリッツとアンデス文明の共通点は多数見られます。今回の記事では基本的に元ネタとの共通点を紹介しつつ、ちょっとだけアトラクション自体の設定についても考察していきます。

 

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これは火の神イクチュラコアトルです。

講談社のガイドブック等で顔の下にぶらさがっているものがイクチュラコアトルと紹介されることがありましたが、それは誤りであり近年のガイドブックでは修正されているようです。

イクチュラコアトルのデザインはディズニー映画『ラマになった王様』からインスピレーションを受けたものというのは有名ですが、更に元を辿るとこれらのデザインは明らかに「シカン文化」から影響を受けています。

 

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(画像引用元 https://www.art-index.net/art_exhibitions/2009/07/post_502.html

これはシカン文化で使用されていた「トゥミ」と呼ばれるナイフです。Naylamp(ナイランプ?)というペルーの伝説的な人物がデザインされたものなのですがイクチュラコアトル、ひいてはラマになった王様に登場するクスコ城のデザインに非常に類似しています。シカン文化は“黄金の都”と称されることがあるのですが、まさしくクスコ城は黄金で飾られていますね。

勿論レイジングスピリッツにも黄金の要素があります。

 

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先ほど紹介したイクチュラコアトルにぶらさがるこちらの球状のなにかですが、よくみると頭の部分が黄金で塗られています。

シカンに限らず、アンデス文明は金や銀の鋳造していたことで広く知られており、逆にマヤで黄金は使われていません。そしてやはりクリスタルスカルの魔宮にも金や銀は見られず、レイジングスピリッツとはしっかりと別文明として描写されていることがわかります。

またアンデス文明に於いて金は“太陽の汗”と見做され、更に当時太陽は王の子孫とされていたことから非常に高尚な存在だったそうです。

まさに黄金は火の神と崇められ、不敬をはたらけば日照りや火山の大噴火をはじめとした災害を齎す、イクチュラコアトルにぴったりの装飾ですね。

 

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(画像引用元 https://sunoflemuria.buyshop.jp/items/49087256

またイクチュラコアトルの頭部を飾る水色の石たちですが、私はこれらを塗装されたものではなく元々この色をした石なのではないかと考えています。先ほど紹介したトゥミをはじめ、シカン文化ではトルコ石、クリソコラといった青い石が装飾品によく使用されているのです。

 

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(画像引用元 https://en.m.wikipedia.org/wiki/File:Lombards_Museum_039.JPG

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(画像引用元 https://www.reddit.com/r/ArtefactPorn/comments/tdwmft/the_7ft_high_raimondi_stele_made_of_highly/

レイジングスピリッツでは同じくアンデス文明の「チャビン文化」の意匠もこのようにいくつかみられます。チャビン文化とシカン文化は1000年ほど間がありますが、両者「プレインカ」という括りでは共通しています。(プレインカとはアンデス地域に築かれた文明のうちインカ帝国以前の古代文明たちのこと)

 

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(画像引用元 https://worldheritagesite.xyz/media/21198/

ですがインカ帝国の要素がないわけではありません。これはレイジングスピリッツ入り口前にひっそりと置かれた謎の石なのですが、かの有名なインカ帝国の巨大遺跡マチュピチュに存在する「インティワタナ」と酷似しています。

この石についてネット上では日時計であるという説が広く流布していますが、実際のインティワタナについては使用用途が未だ不明なところがあり、レイジングに置かれたこちらもまた日時計と断定するには多少早計かと私は考えます。

 

さて公式インスタグラムにこのような投稿があります。

 

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以前はこの投稿とおなじく「クリスタルスカルの魔宮よりレイジングスピリッツの遺跡の方が年代が古い」と考えていましたが、クリスタルスカルの魔宮のモデルとなった「チチェン・イツァ」と、レイジングスピリッツを代表するイクチュラコアトルのデザインの元ネタとなった「シカン」というプレ・インカ文化のひとつについて、ほとんど年代を同じくしているのです。そして実は同じアンデス文明にしても、有名なインカ帝国に関してはチチェン・イツァより後期のものとなっています。

よって公式の投稿に盾突くのはファン心理的に憚られるものもありますが、私は現在クリスタルスカルの魔宮がレイジングの遺跡より状態が良いことに関して原因は年代の違いに限らないのではないか?」と考えています。

というのもみなさんご存知の通りインカ帝国ピサロによって大変に侵略侵攻されてしまいましたが、マヤ文明に関しては白人達が上陸する頃には既に著しく衰退しており、侵略という侵略はなかったというのが現在の通説です。

なのでインカ帝国アンデス文明)がモデルとなっているレイジングスピリッツ遺跡の保存状態がクリスタルスカルの魔宮と比べて悪いのは、年代の違いによる風化度合いの差ではなく白人によって侵略されているという過去を持っているからではないでしょうか?

 

クリスタルスカルの魔宮は1880年代に嵐で森林が切り開かれたことによって発見されたというストーリーがあります。

これは「クリスタルスカルの魔宮についてはこれまで外部のものが発見することはなかった」、つまりあの魔宮は大航海時代時点で既に放棄された廃墟の神殿となっており人間の管理下には一切おかれておらず、すっかり森林で覆われてしまい白人による侵略も免れていた……ということではないでしょうか?

 

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この理由であれば時代設定の矛盾なく両遺跡の保存状態の差についても説明がつくと思うのですがいかがでしょう?

ぜひみなさんのご意見もお聞かせください!

 

2024.07.30 読みやすいように少し編集しました。

 

参考文献

『失われた文明 インカマヤステカ展図録(2007年開催)』