1928日後…

すべては1匹のねずみの感染から始まった……!!

ディズニーキャストコスチュームの謎を追え

この記事は謎を一切解き明かさないので、結果を求めてる方にはお勧めしませんw

ただ「なんでだろ〜」っていうてるだけです。あ、一緒に考察してくれる方募集中です。

 

ホーンテッドマンション

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執事さん&メイドさんなのはわかるのですが、一体なぜカラーリングが紫と緑なんでしょうね。

(内容が違うパリと香港は別にして)世界中のパークで共通してこの色が使われていますが、ホーンテッドマンションのストーリーにものすごく一致しているかといえば特にそんなこともないような気がしますよね。『ホーンテッドマンションのすべて』によるとこの使用人たちは初期案のゴア船長バージョンのホーンテッドマンションに登場する執事のボーレガードさんの子孫らしいんですがこれが何かのヒントになってるんでしょうか。

そうそう、フォロワー様からお伺いしたのですがこの紫と緑というカラーはニューオーリンズマルディグラでよく使われる色らしく、それも何か関係があるのでしょうか。ホーンテッドマンションの外観を決める際、下手にいかにもな幽霊屋敷を置いたりすればパークの雰囲気を損なってしまうと懸念したウォルトは「幽霊の世界は建物の内側にして、外観は人間の世界にしよう」と言ったそうなので、もしこのキャストさんのコスチュームがニューオーリンズのイメージなら“外の世界(ニューオーリンズスクエア)”に則した衣装にしたかったからかもしれませんね。

 

これらの仮説はニューオーリンズスクエアにホーンテッドマンションがあるアナハイムに限り成り立ちますが、まあBGS抜きにしてそのままデザインだけが流用されるということもあり得ますよね、多分、わからないけど。

 

②ダイヤモンドホースシュー

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ここのは確か開園当時から変わってないはずですが、実に不思議な衣装ですよね。

他の店舗のウェイトレスに比べてスカートが短いし、そしてなぜ網タイツ…。

フォロワーさんとサイゼで談義した結果、一つ辿り着いた結論がこれです。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B00AZGMDMM/ref=cm_sw_r_cp_apa_fab_b3DHFbWA1Q3JG

 

つまり、ウェイトレスではなくダンサー(いわゆる酒場の女)なのではということです。

網タイツは舞台衣装によく使われますし、スカートが短いのも納得です。事実との時代考証はわかりかねますが、西部劇に出てくる酒場の女は露出度高めだし…(ここでこんな話をするのはなんですがダンサーと娼婦を兼ねている場合も多かったそうですからセクシーなイメージなんでしょうね。)

それにここのキャストさんはステージで踊るのでダンサーと言ってもあながち間違っちゃあいないですよ。開園当時からあの文化があったのか存じ上げないですが。

 

そしてこの阪神タイガース風のカラーリングについてですが、こちらはちょっと検討もつきません。ステージの赤いカーテンに映えるようにとか?うーん、わからない…。

 

③はなくて、今回はここまで。

また追記します。

“活動写真ポスター風”に。

みなさんこんにちは。マウス・オブ・ザ・デッドです。

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今回はこれらのポスター達をどういう心持ちで作っているのか大雑把に説明したいと思います。つまりポスターの時代考証がガバガバなことにみなさん気づき始めているだろうと思うので、言い訳をさせて下さいということです。ちなみに特に絵の説明をするわけでもなく、本当にただの言い訳です。

 

そもそもこのポスターは何をイメージしているのかというと、何度かTwitterでも触れましたが“戦前日本の活動写真ポスター風”に描いています。(活動写真についてはまたそのうち記事にしたいと思います)

 

ところで私は“〇〇風”みたいなのが割と気に食わないたちです。

 

これは園内に存在する神羅万象に何かしらの裏付けやストーリーが存在するディズニーパークのファンとしての性なのかもしれませんが、どうにも〇〇風というのは気持ち悪いんですよね。「とりあえずRoute 66って描いてある標識貼っとけばアメリカっぽいっしょ!」みたいな雑貨屋とか「エッフェル塔書いときゃおしゃれっしょ!」みたいな手帳とか、なんか気持ち悪くないですか。もちろん私は博識とは言えないただの若者ですから、気づかないうちに〇〇風みたいなものを手にはしてると思うんですけどね。この〇〇風問題ですが、好きな分野のこととなってくるとかなり厳しい目を向けてしまう自分がいます。特に“戦前文化”に関してはモヤモヤすることが多いんです。例えば“大正ロマン”というテーマはいろんなものによく使われますよね。雑貨のデザインや、アニメの設定や、ソシャゲの衣装とか。大正ロマンと聞いてイメージするのは何でしょうか。「袴にリボンの女学生や詰襟シャツに着物の書生、あとはなんだかよくわからないけど椿柄とか、矢絣柄とか。それと“ヰ”みたいな昔の字を使った文章を右から読んだりとか。」そんなイメージだと思うんです。これらは間違っていません。女学生の多くは動きやすい袴姿で通学していました。女学校の中には校章付きの袴用のベルトを制定するところもあったそうです。詰襟シャツの上に着物を着るというのは、男子学生がシャツ(=制服)と合わせてありあわせの格好をするにはぴったりだったはずですし、玉椿は竹久夢二のアイコンの一つです。この中で唯一、矢絣柄に関しては袴に合わせやすい柄の定番ではありましたが大正期にはそのブームがさっているように思います。が、もちろん着ていた方もいるはずです。ヰは使われているし、大正期は文章を右から読んでいました。(アラビア数字を交えた文章などは左から読むこともあったようですが。)でもなんだか気持ち悪い。薄っぺらいにもかかわらず厳密に言えば間違ってないからこそ、モヤモヤしてしまう。それがわたしにとっての〇〇風です。だってRoute 66はアメリカにあるし、エッフェル塔はおしゃれですからね。でもその理由と根拠のなさが不気味なのです。

 

では“戦前日本の活動写真ポスター風”をなぜ許したのか。人に厳しく自分に甘い、典型的なインターネットの住民なのか。まぁ、そうなんですけど、まずは言い訳させて下さい。

 

まず理由の一つに、時代考証に自信がないというのがありますがこれは些細なことです。持ってる本だけじゃなくて、図書館や、インターネットでいくらでも調べることができますからこれは言い訳になりません。時代考証できないんじゃなくて、してないんです。わざと“風”にしています。それは本物にしてしまうと表現に限界があるからです。色彩や、構図などあの時代には間違いなくあり得ないものばかりです。そもそも文章があんなにたくさんありません。あったとしても一行程度。戦前ポスターの文字量の多さは殆ど役者名によるものです。(そういう意味ではミッキーマウスレビューはその時代のものに近かったかもしれないですね。)ただ、一つだけ本当に謝罪したいのが、私はタワーオブテラーのポスターに「ハヰタワー」とかきましたがこれは多分あり得ないと思います。ヰはイではなくウィと読むのでハウィタワーとなってしまうのです。ですが「ハヰタワー」のほうがかっこいので嘘をつきました。

 

“風”というのはデフォルメされたテーマで、その中にある嘘は分かりやすさのために必要なことで、悪ではないと私はやっと気づけました。(嘘だと気づいてない場合はわかりませんが)きっと、あのポスターを時代考証ガチガチにして作成していたらこんなにみなさんにみてもらうことはなかったと思います。きちんとテーマを自分の中で守りつつ、その上で嘘をついて面白くしたからこそいいものができたんだなと。きっちり作っていれば三ヶ月で千人もフォロワーが増えることはなかったと思います。多分。ちなみにそれが今回この言い訳記事を書くにあたった理由です。旧仮名遣いが間違ってることも、ポスターの構成や構図がおかしいこともちゃんと理解した上で嘘をついていて、それは私なりにいい作品を作るための努力なのでおおめにみてほしいです。ということです。

 

自分自身がこうやって事実のデフォルメの犯人になったことで、色んなことに柔軟になれた気がします。俺の宇宙では鳴るんだよ、みたいな。

大むら食堂について

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 私が愛してやまない新潟県燕市「大むら食堂」をご紹介します。
 こちらの写真は多油太麺の中華(燕市で“中華”と名のつくメニューはデフォルトで背脂だらけなのが普通です)。大むらは個人的に燕市(=世界)で一番おいしいラーメンだと思います。杭州飯店に引けを取らない美味しさです。杭州飯店とは“背脂チャッチャ系”の元祖とされているとお店です。杭州飯店で修行した方が様々なお店を開いています。東京にも店舗がある「らーめん潤」や「なおじ」なども杭州飯店の系譜です。(因みに大むら食堂は杭州飯店の系譜でないようなのですが、詳細はわかりません)

 さて、その中でなぜ大むらが一番なのか。
 それは完璧だからです。何一つ欠点がない。

 スープはシンプルです。見た目は派手ですが、馴染みのある味がします。こってりもしていませんし、さっぱりもしていません。燕三条系というと魚介ベースのスープが特徴ですが、ここのは特に優しい味がします。ベストな状態ということです。そして、麺。燕三条系ラーメンといえば杭州飯店に代表される平太麺が有名ですがここは丸太麺でとても食べやすく癖がありません。ここの中華は量がデフォルトで多いのですがこの通り実にシンプルですから (気持ち的には)無限に食べることができるのです。とはいうものの、ここの大盛りはかなり凶悪なので相当胃袋に自身のある方にしかおすすめできませんし、実際私は未だに注文したことがありません(多分食べ切れますが)。

 こんな食べログレビューのような退屈な文字列をつらつら並べても皆さんに大むら食堂の魅力を伝えることは難しいと思います。そもそも、大むら食堂の魅力は筆舌に尽くし難いのです。皆さんの舌で直接味わっていただかないといけません。でもとにかくわかっていただきたいのは私が大むら食堂のことを本気で愛しているということです。

 かなりどうでもいい話だったと思うのですがこのどうでもいい話を最後まで読んだ方は燕市民の才能があると思うので、どうか次回の更新をお待ちください。